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ゲームセンター

「出張ドライブイン」のつづき。
http://happymoon.blog35.fc2.com/blog-entry-706.html

夜も更けたドライブイン。
国道沿いのここは、キリンがご飯を食べているあいだも、ぽつぽつと途切れることなくお客さんが訪れていました。
半分以上は、ゲームをしにくる人たちでした。
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ゲームセンターかあ。

キリンは、以前、ゲームセンターでアルバイトをしていました。
スタッフは閉店後に自由にゲームで遊ぶことができました。人気のない真夜中の広いフロアで、キリンはレーシングゲームと、鉄砲でゾンビを撃ち殺すゲームを、毎日ラジオ体操のように規則正しく続けました。それは半年ほど、キリンが学校を卒業するまでの日課でした。
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でも、このゲームセンターにはどちらも置いていないみたい。

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あ、これなら、出来そうだな。

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ゲームセンターを一周して見つけたのは、宝石が空から落ちてくるゲームでした。
これを、タテ、ヨコ、ナナメ、と上手に揃えると、石が消えるのです。
ずいぶん昔に流行った、テトリス、というビデオゲームによく似ていました。
テトリスは、ロシアの物悲しいような民謡がBGMで、幼いころのキリンはそれが嫌いでした。
でも、このアーケードゲームはBGMを低く小さく抑えていて、効果音のピコピコ、チャリン、という音しか聴こえません。キリンは、それはそれで、寂しくなるのでした。
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キリンはゲームが下手くそなので、すぐに終わってしまいます。
ほんの5分ほど遊ぶと、石は天井まで積み上がり、ゲームは終わりました。そして直ぐに、デモの画面に切り替って、再び画面の中をキラキラした赤や水色の宝石がゆっくりと降り注ぎはじめるのでした。
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景品は、いやらしいデザインの女の人のためのパンツ。それと、ポルノビデオのDVD。
お客さんは自分の他はすべて男性だけど、景品は女の子のぱんつ。
ふしぎふしぎ。

続く。

テーマ:フェチ - ジャンル:アダルト

ゼンタイの中に、何を着ていますか?

今月は、毎週末にゼンタイを着て出歩いておりました。
お子様OKの健全なデザインフェスタから、女の子の可愛らしい喘ぎ声を堪能してしまった密室イベントまで。楽しかったなあ。

ゼンタイ未経験の方には、「ゼンタイの下に何着てるんですか」と、必ずといっていいほど尋ねられます。
答えは、これ。

いろんな人の目に触れるオープンなイベントであれば、パンスト+ばんそうこう、です。
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クローズドなイベントであれば、パンストオンリーです。胸はそのままだ。もちろん、気になる人はニプレスを着けているし、人それぞれである。
何はともあれ、これからは本来の「第二の皮膚」としての被膜を愉しむことができる季節である。嬉しい。
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とは言うものの、2014年以前はイベントやSNSでの乳首の形の露出への規制は、それほど厳しくなかったように思う。胸はセックスシンボルであるが、それ以上に赤ちゃんの「食器」だろうと思うので、本当は隠すのは嫌なんだけどね。
とはいえ、イベントを最後まで、安全に行うためのスタッフさんの気苦労は絶えないのだから、それくらいは協力しなくてはならないだろう。ルールはきちんと守ります。

テーマ:フェチ - ジャンル:アダルト

東京レインボープライド2016

東京レインボープライドでブラスに参加させてもらってから一年。
「来年はボランティアスタッフやりたい!」とこのブログでも書いていたのが、念願かなって本当に嬉しい。
レインボー2016
この日の舞台裏は、ものすごく面白かった。
「オハヨウゴザイマース!」と、楽屋テントに入ってきたものすごく普通の老若男女が、一時間か、またはそれ以上の時間をかけて美しく迫力のあるドラッグクイーンや、華やかな大道芸人や、日本髪を結った姫や、そりゃあもうカラフルなゴムの豚や犬たちに変身していくのです。
お化粧やらかつらやら衣装を身につけると、文字通り一回り大きくなって、仕草や声も変わっていく。まるで魔法である。
私のメタモルフォーゼは5分とかからないので、ずいぶん違うものである。
来年はもうちょっと何かしよう(反省)
レインボー20161
5年目のレインボープライド。
少しずつ、少しずつ、セクシャルマイノリティーを理解してくれる人が増えてきたような気がする。
この街、渋谷区で、同性パートナーを認める証明書を発行開始したのは昨年11月のことだ。
それは、小さな声を上げ続け、発信し続けた勇気ある人々の努力の賜物である。
レインボー20163
人種による差別や偏見が許されないことは、常識となりつつある。
身体的、精神的なハンディキャップを持つ人を理解し、支援することの重要性もまた、浸透してきている。
同じように、虹色の性を持つ人たちを尊重することが、息をするみたいに当たり前の社会になりますように。
レインボー20162
私のお役目は、チャリティーサポーターでした。
パレードや露店を見て、楽しんでもらうだけでもいいのです。
ご支援くださった方々、本当にありがとうございました!募金は、来年のレインボープライド開催のために使われます。
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美少女みーなさんは相変わらず美少女だったー。
今月は新宿2丁目の Bar星男で絶賛個展中。毎週金曜日にお店にいらっしゃるそうです。ぜひぜひ。私も行きたい。
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久方ぶりにお会いできたモリブデンさん。相変わらず上品なイケメン(犬)でした。
お手製のスチームパンクな衣装は、腕を曲げるとギチギチ音がするのよ!すごいね!!

最後に、ワタクシも一つ宣伝を。
今週末、14日、15日は デザインフェスタ@東京ビッグサイト です。
日曜日はトーキョーゼンタイクラブのブースに終日参加しております。ぜひ遊びにきてくださいまし!!
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お待ちしております。にょろりん。

小倉ミチヨ

小倉ミチヨの著作、「入院記録、退院の後、更生途上にある独房の阿部定隣室観察十日間」を読んだ。
彼女は夫の清三郎と共に、三十年にわたって性の研究誌「相対」を出版している。逮捕や強制入院、家族との死別、と、波乱万丈な人生を送った人物である。
この本は三人目の子を妊娠中に胸を患い、五カ月で堕胎する、その前後の記録である。
中でも、夫婦の性生活が詳しく書かれているのだが、それと普段の生活とが全て同一線上に描かれている。

この本の中で、おそらく最も頻出なのは「春的」という単語である。
春的な夢、春的経験、等々。
肋膜炎を患い、手術をしたその一週間後、夫が病院を訪れた時のことは、こう書かれている。
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夫は手を私の胸のところへあてて動悸をみた。みておるうちに、その手がひょいと乳房に触れたので心地よかった。私はアーと言った。夫は私の顔を見ながら、そのまま手を引かないで乳房をいじりはじめた。乳房の感じと同時に、陰核に於いて強い感じが起った。なおもいじっているうちに、私は、たえられなくなったので全身に力を入れて夫の手をにぎりしめた。看護婦が入ってくると夫は手を引いてそしらぬ顔をしておった。すぐに看護婦は出て行った。またいじりはじめた。私はまたたえられないので、いじっている夫の手にかじりついて、しばらくしゃぶっていた。
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例えば、彼女は「ミルクフード」を好む。
これがどんな食べ物だか、私にはわからない。検索をしても、ベビーフードばかりである。産婦人科の話が多いので、赤ちゃんのためのものかもしれないが、彼女は入院で出てくる食事がまずくて食べられず、ミルクフードばかり作ってもらい、飲んでいる。そのたびに、とてもおいしい、と書いている。飲んでみたい。

退院する時、夫は電車で、彼女は車で帰る、と書かれていて、不思議に思う。なぜ一緒に帰らないのかと。
読み進めると、何と人力車である。なんだなんだ、何時の話だ、と慌てて頁をめくると、「一昨年の地震で」とある。うわー。関東大震災か、これ。ということは、戦前の出来事であったか。(ミチヨさんは、明治生まれ)

こんな日記もある。退院した後、ミチヨが共同水道で洗濯ものを絞っていると、男が通りがかった。ズボンから陰茎を取り出し、勃起させようとして手を動かしているのである。ミチヨは「馬鹿なやつもあったものだ」とつぶやき、そのまま洗濯ものを絞っていると、ふらりとどこかへ歩いて行ってしまう。
そのことを隣の奥さんに話すと、「あら、いいことをしましたねー」と言われるのである。
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「奥さん、このころの時節に、あんな病気が多いんですって。あれはいんらんと云うでしょう。ちょこっと三本の指でつばをつけて、真っ赤な大きさの五寸ほどなのをシャッシャッシャッシャッと動かしてね、なかには真っ黒いまるで印度人のようなのもありますよ。そして、平気でシューシューと白いのを出してね」と手真似をしながら云った。その手まねがなかなか上手かった。私たちはお腹の痛くなるほど笑った。私にむかって「あなたが平気でいたから面白くないもんだから、途中でよして行ったんですよ。きっと。またこの先の水道橋あたりでやって居りましょうよ。女に見せるのが嬉しいんですよ。あんなをせんずりこきといいましてね。奥さんは、よいことをしましたね。今日はきっと、よいことがありますよ。あれを見た人は、大変良いんですって」
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谷中、千駄木、田端。動坂や団子坂あたりの描写が多いことも楽しめる。百年前のご近所さんである。子供をつれてステーションに電車を見に行く、と書いてあった。2016年5月現在、ちょうど田端駅は開業120年で、写真展をしていて、これを見に行ったばかりである。大きくパネルに引き伸ばされた写真からは、煙突の目立つ工場地帯と、その外側に広がる田畑を遥か遠くまで見渡すことができた。あの風景をミチヨさんも見ていただろうか。
さらに、本文中では動物園まで、電車に乗らずに行き、また歩いて帰って来た、ともある。ひえー。小さい子供も二人、普通に歩いたようだ。上野までは急な坂を越えていかねばならぬ。百年前の方々は健脚である。

巻末には、彼女が収監中の日記が載っていた。逮捕された時、何と隣の独房が阿部定だったという。
独房で過ごす阿部定の様子のレポートを目当てに読み始めた本でもある。

他にも、小倉ミチヨの少女時代の話(海辺の村育ち)なども描かれているが、大変に面白かった。性にまつわるゴシップは、現代のようにフィルターがかけられることもなく、グロテスクなものも含めて、親や近所の人たちの話が聞こえてきてしまう。
彼女の文章は、百年前の性のリアルを伝えてくれる。


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プロフィール

鼠子

Author:鼠子
音楽と東京を謳歌する変な人。ルーツはSMだけどゼンタイ、W&Mなど、皮膚感覚とアングラを愛してます。趣味は18禁なドキュメンタリーを撮影すること。blogでは過去と現在、現実と非現実、日常と非日常のコラージュをお届け中。のんびりふらふら放浪してます。ブログのご感想など、メールでもお待ちしております。こちらからお願いします。
ツイッター @nezuminoko
フリッカー(写真おきば)
http://www.flickr.com/photos/nezumiko/
タンブラー 日常
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タンブラー 非日常
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