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ホテルとホスピタル考

一番好きな、クリスマス映画。
  FOUR ROOMS
four

4つのショート・オムニバスストーリー。
実は,この映画を思い出したのは【薬指の刺青】のまこさんのエントリーがきっかけだ。
大腸バリウム検査のお話だったんだけど、例えば検査着の下にTシャツを着るべきかどうか、
ていうところから始まって、もう映画そこのけのジェットコースターストーリーを展開しておられます。
他人の目を気にするとはこういうことか、と瞠目した。

FOUR ROOMSは、ホテルが舞台だ。文字通り、4つの客室にそれぞれ集う『ヘンなお客たち』。
ティム・ロスの扮するベルボーイが狂言回しとなって、物語は展開していく。
哀れなベルボーイの抱く「次はまともな客だといいなあ」っていう祈りはあっという間に絶望に変わってしまうわけだが、でも、それがホテルで働く「醍醐味」だよなあ、とも思う。
ホテルで働くっていうのは、ある種の非日常を満喫できるということ。
そのために彼らは、私たちは仰々しいコスチュームを身に纏う。往々にして動きづらいし、汗は吸収してくれないし、やたらと重たい生地だったりするのだが。

ホテルとホスピタル。
病院の診察室の話。
この密室で働く医師にしてみれば、次から次へとお客がやってくる。
10人中、10人が風邪とか花粉症だったら、眠くてやってらんないと思うんだよね。
例えばそのうち1人でも「彼氏とだけは痛くてセックス出来ないの」とか、
「ノドが痛いんですー」、とか言いつつ脱いだらニップルピアスとか。
目が覚めるじゃない?

退屈そうなお医者様の「次のかた、どうぞ~」を聞く度に、密かな悪趣味が顔を出す。
お医者さんのうけが良かったのは、乳首のピアスだ。
「すごいね~。」とか、「どうやって空けたの?」とか、「痛くないの?」とか、彼らの少年のような瞳に出会うたびに得意満面で応える。「でしょでしょ!!痛かったデスよー」
逆に引かれまくったのは内ふともものトラブル
いや、傷はそう大したものではなく、それを見せるために思い切りよくスカートを上げた行為に引かれた。
今まさに帰らんとしていた看護婦さんを呼び止めて(彼女はもう私服に着替えていた)「一緒に見てて」と。
何事かと思って後に伺ったところ、セクハラで患者に訴えられることも珍しくない時勢なのだと言う。
やましいことは何もしていない、その現場を見ている証人が必要だということ。
はあ~。大変ですねぇ。でもちゃんときわどくならないようにショートパンツを仕込んでおいたから大丈夫ですよ、先生。と、これは私の台詞。
実は私も結構ドキドキしちゃったんだけど、それは何となく「たまたま医院の前を通りかかった女の子に自分からスカートを捲り上げ、太ももの一番柔らかい部分に出来た腫れ物を見せつけてる」ような感覚に陥ってしまったから。
制服の有る、無し、だけで感情がぶれる。
人間の目って、当てにならない。

医療従事者の「白衣」だとか「ラテックスの手袋」だとか、
「首から下げる写真付きIDカード」だとか、
そういう業務感をアピールする小道具は、我々受診者を安心させてくれる。
だからこそ、あられもない無防備な姿を(大して羞恥することなく)晒せるんじゃないかな。

全くまとまりませんでしたが、つまり、密室と衣装と非日常の関係について述べてみたかったのでした。

※更に余談ですが、学生の頃に某製薬会社でアルバイトをしていた。
近代的なビルでセキュリティも万全。アルバイトであろうと社員であろうと、目的の部署に辿りつく迄には何度もIDカードをかざさなくては入室できない仕組みである。
「ハリウッド映画みたい。かっこいい」
ランチに行くにもカード必携の状況に大喜びしていた自分は若気の至り満載であった。(Suicaが登場するより随分前の話で、これが「通さないカード」の初体験だった)
翻ってICカード全盛の現在。ようやく我が職場が導入した折、何と職員には不満の声しか上がらず、(常携必須が面倒・失くすと更に面倒等) 意外。私しか喜んでない。
あのドキドキ、ときめき感をヨロコビを持って味わえないとは。気の毒な人たちだ。

カードをかざすと解錠され、電子音と共にドアが開く。
まるでアラビアの「千一夜物語」のようではありませぬか。

テーマ:SM - ジャンル:アダルト

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非公開コメント

わあ、名前が出ていてびっくり^^
楽しんでいただけて光栄です。

ホテルでも医療でもありませんが、制服を着た接客業をしていたわたしは、それは自身を鼓舞する戦闘服だな~と思っていました。
たしかに、非日常感で、あなたとは立場が違いますと安心感をアピールする役割が大きいのでしょうね。
医者や看護士が私服だったら、わたしもTシャツ脱がなかったわ^^;
この件に限っては、わたしの場合どちらがよかったのか、もはや訳わかんなくなってきました(笑)

ゲストさま

まこさん
イキナリ書いちゃってすみませんでした~!!
まこさんと私では、同じ風景を見ていても感じ方が大きく違うんじゃないかな、それって不思議だなあ、と、色んなコトを考えたエントリーでした。
おしゃれとはまた違う意味で、服装や化粧には大きな意味を持たせています。
まさに、「鼓舞」ですね。声も仕草も、まるで別人のようになるらしいです。

まこさんは、きっとお仕事でも素敵なオーラを出されているような気がします♪
プロフィール

鼠子

Author:鼠子
音楽と東京を謳歌する変な人。ルーツはSMだけどゼンタイ、W&Mなど、皮膚感覚とアングラを愛してます。趣味は18禁なドキュメンタリーを撮影すること。blogでは過去と現在、現実と非現実、日常と非日常のコラージュをお届け中。のんびりふらふら放浪してます。ブログのご感想など、メールでもお待ちしております。こちらからお願いします。
ツイッター @nezuminoko
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