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Marcy Anarchy氏のこと

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Photographs by Marcy Anarchy.

ギャラリーには、大判の写真ファイルがどっさりあった。
絵画や写真の展示は壁に貼るものではないのか。振りかえると壁には当然のように額に縁取られ、いちめんに並んでいる。
作家は、段ボール8箱分の写真をギャラリーに送ってきたそうだ。
それらはギャラリーのいたるところ、無造作に置かれている。

結局、この日はギャラリーで過ごした時間の殆どをファイルを眺めて過ごした。見ることを止められなかったのだ。
視界いっぱいに広がるゼンタイ、ゼンタイ、ゼンタイ・・・

歴史的な建物をバックに佇むゼンタイ。朝日の差し込む波打ち際で海とたわむれるゼンタイ。
膨大な量のゼンタイ、その写真。
その中には、黎明期であろうか、まだ指先が5本に分かれておらず、靴下のような形状になっているゼンタイがあった。

そうなのだ。
彼が、ゼンタイを生んだ。
ストッキングへの想いが溢れて、頭の先からつま先まで、すべて覆い尽くす薄い膜を実現させた。

一夜明け、仕事をしていても、どうしてもあの写真が気になって仕方ない。
展示はあと2日だった。六本木の CROW へ向かう。
この日、ゼンタイフェチにとっては身も心も拠り所なこの場所で、久しぶりにMarcy Anarchy氏にお会いすることができた。
ゼンタイの創始者でもある彼はもちろんマニアさんには「偉人」として崇められているわけだが、自分は尻軽なミーハーである。周囲が「すごい!」と言っているから、まあそうなんだろーなーという感じ。アンディ・ウォーフォルやアインシュタインの凄さが良くわからないのと同じである。(自分の場合はね)ゼンタイの第一人者、権威としての存在だった。
あの、大量の写真を目にするまでは。

フェティッシュの敷居が低くなり、今ではアートとの融合すら見受けられるゼンタイ。
マーシー氏の作品は、ギャラリーに展示されていてもなお「アート」であることを拒んでいるように感じる。
リビドーに突き動かされて撮り続けた、と彼は語る。

CROWにおける特別展示 「世界よ、これがゼンタイだ」は、昨日終了してしまった。(ブログ、もっと早くに書くんだった!)とはいえ、このWEBページもまた私にとっては「保存版」。映画のプログラムのように濃いのです。
http://cafecrow.net/?p=549

マーシーさんに撮っていただいた写真。
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この時に撮影していただいた ゼンタイ写真集が販売されています。
【パート1】
http://www.dlmarket.jp/product_info.php/products_id/219160

一緒に絡ませていただいた華花ちゃんは足が長くて抜群のスタイル!作品タイトルは 『猫と鼠』 だそうです。
【パート2】 
http://www.dlmarket.jp/product_info.php/products_id/219161
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次回も、Marcy Anarchy氏撮影の写真の予定。

テーマ:フェチ - ジャンル:アダルト

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鍵コメントさま

コメント、ありがとうございます!
本当に、お会いできて良かったです~。声をかけていただくことは滅多に無いので、嬉しかったです!
居心地良い空間ですよね。私も大好きです。

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Re: 虚実皮膜

鍵コメントさま
そうですね、大変に一途な方だと思われます。時に少年のような方です。
的確に動き方のご指示をくださるので、とても新鮮でした。
そう、いつもなら無いなっていうポージングがすごく多かったです。勉強になりました!
映画は、サラポーリーさんの「君を想う」っていう映画です。若干27で撮ったそうです。ひえー!と思いました。

鍵コメントさま

作る人がアートを意図せずとも、観る人間にはそう感じてしまう、というのもあると思います。
私は「アート」という言葉はわりと苦手です。
アーがン族の方々ことは、私もmessyな友人から教えてもらいました。
彼らの写真から刺激を受けて、それこそボディペイントのアートに持ち込んだ作家もいますよね。やはり女性でしたが、とても美しかったです。ただ、やっぱりオリジナルの凄みはまた別格ではないかと。アートやフェティッシュと並べてはいけない気がしてしまいます。

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Re: daydream believer

鍵コメントさま
いえいえ、こちらこそ、鍵つきにするのはもったいないような、本文よりずっと中身の濃い素敵なコメントをいただいて、刺激を受けております。ありがとうございます!
坂口恭平さん、クセのあるアーティストさんだと感じていて、好きとも言い切れないのですが、でも展覧会は見に行きました(笑)ノンフィクションばかり読んでいたなあ…徘徊タクシー、読んでみます。
プロフィール

鼠子

Author:鼠子
音楽と東京を謳歌する変な人。ルーツはSMだけどゼンタイ、W&Mなど、皮膚感覚とアングラを愛してます。趣味は18禁なドキュメンタリーを撮影すること。blogでは過去と現在、現実と非現実、日常と非日常のコラージュをお届け中。のんびりふらふら放浪してます。ブログのご感想など、メールでもお待ちしております。こちらからお願いします。
ツイッター @nezuminoko
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