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くすぐりオフ

それは、幼少期にふとしたきっかけで人生を支配してしまう。
気になって気になって仕方がないもの。頭の中で反芻するように思い浮かべる光景。妄想。
それが、目の前に現れたとしても、それでも、やっぱり想いを表に出さないように堪える。
その表情がものすごく素敵で、ドキドキがずっと止まらなかったよ。

東京、某所。広い大広間に、何十もの人たちが犇めいていた。
穏やかに語り合う輪がいくつも出来ている。
この部屋に集まった人の共通項は、唯一「くすぐり」が好きなこと。
こんなに、大勢いるんだ。
(なんと募集開始から数時間で定員オーバーになってしまったらしい。ひえー!)

時おり、誰かが誰かをくすぐると、部屋の中の温度が静かに少しだけ上がる。
そのまま、何事も起きていないかのようにお喋りを続けたいと思っているかも知れないが、それは難しい。
視線がどうしても「くすぐり」の現場に吸い寄せられてしまうし、顔の色が少しだけ赤みを帯びていくし。
その奥ゆかしさが、とてもとても好きだった。

「くすぐり好き」同好のイベントは、そんなには多くないのだという。
だからかも知れない。
洋服も普段のままだし、ほとんど「フェティッシュ」を感じさせることのない行為だからこそ、かもしれない。

道具も、いろいろ。
今日は、くすぐり羽のワークショップがあったよ!
使う道具が本格的で驚く。
鉄のパイプも楽に切断してしまうカッターとか、ドリルとか。
材料になる筆を選び、羽も色とりどりのものを一枚ずつ選ぶ。紫や桃色、水玉模様の羽もあって、なかなか決められない。参加者の手元を見ていると、まるで生け花である。
IMG_4410.jpg
大きいのはガチョウの羽。
ほやほやの羽は、とっても肌触りが素敵。お顔をくすぐる専用の部分に決める。
先生が手取り足とり教えてくれたので、上手に出来ました。

私はBDSMをイメージして、赤と黒を入れた。
IMG_4413.jpg

道具があることで、初めて出会った人でも「安心できる他人との距離感」を保てるのかもしれないなあ。
持参したゼンタイをいろいろな人に試してもらって、その上からサワサワさせてもらった。
初対面で、いきなり「くすぐる」「くすぐられる」のって、抵抗ある人もいると思うんだ。
でも、くすぐりの羽や、ワイヤーで手作りされたくすぐりマシンなら、直接肌どうしが触れ合うわけじゃないから、少し安心する。
それで、気が合えば次のステップ(素手かしら?)に進めばいいんだし。
ゼンタイ越しの「くすぐり」は、もちろんその感覚が素晴らしいんだけど、初めて会った人が同士が顔や首筋なんかを触れることのためらいを少し軽減できるような気がする。
リラックスできれば、それだけ快楽(?)に身を委ねやすいというものじゃないかしら。

ひとりひとりに「くすぐりと私」なるものを聞いてみたい欲求に駆られていたが、お話していると、それよりもっと面白いアレコレが飛び出してきて、あっという間に時間は経ってしまった。
「好き」と「嫌い」がその人を作っていくんだよね。
それを大切に生きている人は幸せな顔をしているな、と思う。

私もSMだとかゼンタイだとか、好きだけど。
くすぐりの魅力を聞いてると、共感できることがほとんどだ。とっても似ている。
どれも、人と人の垣根を低くする、優れた道具だと思う。

私はくすぐり好きの「ぐり」として参加してきました。
くすぐられて、喜んでいるような困っているような表情を見ていると、どんどんくすぐりたくなるのですよ。

参加させてもらったイベントの主催であるKS(くすぐりが好きなんです)さん、お声をかけてくださったひめりんごさんに、心から感謝いたします。
また、行きたいよ~

テーマ:フェチ - ジャンル:アダルト

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波打ち際

ねずみこさん、
おはようございます

また、新たな変態の大航海に
出られたのですね。
その貪欲な探求心に毎回、感嘆します。

「くすぐり」フェチは、
自分では分からないけれど
刺激のベクトルは誰にでもあるから、
その快楽の感受性が
とても奥ゆかしい、のかなぁと、
一度刺激の目盛りをリセットして
想像してみました。

自分は、強い刺激の世界に慣れてしまってるんだなぁ。

道具に拘りがある辺り、
微弱なスパンキングみたいなのかなぁ
興味深いです。
未知の世界ですね。
どうしても緊縛して、くすぐりたくなっちゃうな。(笑)

それに、くすぐりに、
ゼンタイのサワサワ感触を足されて
どんな化学反応が起きたのでしょうね。
経験しなければ分かりませんが。

笹舟に乗ったねずみこパイレーツの
変態大冒険の旅は
こんな変態の微かな波打ち際まで、
進めるのだなぁ(笑)

また、
新たな冒険譚を期待してます。



Re: 波打ち際

柊さん
SM嗜好の人よりもずーっと希少なんですよね。それが一つの特徴かと思います。緊縛アートみたいな逃げ道もないし、とにかく偉そうな人がいないです(笑)仲間内の結束がとても固くて、そんなところにも憧れました。本質とはだいぶ離れちゃってますねf(^_^;
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鼠子

Author:鼠子
音楽と東京を謳歌する変な人。ルーツはSMだけどゼンタイ、W&Mなど、皮膚感覚とアングラを愛してます。趣味は18禁なドキュメンタリーを撮影すること。blogでは過去と現在、現実と非現実、日常と非日常のコラージュをお届け中。のんびりふらふら放浪してます。ブログのご感想など、メールでもお待ちしております。こちらからお願いします。
ツイッター @nezuminoko
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