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水責め

1 「目隠しマスク」
2 「執拗」

「全頭マスク」シリーズをはじめから最後までパラパラ動画にしたもの。Flipbook video "Blindfold"
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男は私を縛りあげたまま、安楽椅子に乗せた。仰向けにし、さらに手足を拘束すると、首を椅子の端から出すようにして、さらに縄で固定した。
自分の頭がこんなに重いなんて知らなかった。首をそのまま保つのが苦しく、痛い。耐え切れずに、首の力を抜き、頭ががくんと反対側に折れた。それもまた、苦しい。
ちゃぷ・・と、水音がした。
大きなたらいか、バケツに水が入っているような音だ。
ばしゃり。
不意に、仰向けの顔の上から水が掛けられた。口と鼻に水が容赦なく流れ込んでくる。
「がはっ・・げほげほごほっっ」必死で首を振り、水を身体から出す。
ばしゃり。
また、水をかけられる。「いやああああ」叫ぶ。
ばしゃり。
「君が叫ぶなら、止めないよ。ここのビルは年末で誰も居ないんだ。意味わかる?」
恐怖で、頭がおかしくなりそうだ。
ばしゃり。
「まあ、叫ばなくても止めないんだけど」
苦しい。水が気道に入り込む。咳込む。息を吸う。ばしゃり。繰り返し。
「そうそう。そういう顔が見たかったんだよね」
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ばしゃり。
「君のおかげで、久しぶりに勃起したよ。愉しいよ。ありがとう」
生温かい粘液がかけられた。何の音もしなかった。
口と鼻に、男の精液が入り込んでくる。

「縄は自分で解いたらいいよ。それと、このことを警察に言ったら、こんどはボウルで水をかけるくらいじゃ済まないよ。生まれて来たことを後悔したくないでしょ?」

「じゃあね」
バタン、と、重い鉄のドアが閉まる音がした。

手足を思い切り動かし、暴れると、あっけなく縄は解けた。水浸しの床を踏みつけながら、事務所のようなつくりの狭い部屋の隅にある給湯機の水栓をひねる。
水は冷たかった。構わず顔を洗う。男の精液は髪にもへばりついて落ちる気配がなかったが、こんな場所に長居をするつもりはない。男が戻ってこないとも限らないのだ。
顔をシンクから上げ、水を止める。一口の電気コンロの上に、茶封筒が置かれていた。口止め料のつもりか、封筒には厚みがあった。中身も見ずにそれを掴んだ。身体の向きを変えると、床に放置されていたボウルが足に当たった。粗末なプラスチックのボウルだった。カラリカラリと高く乾いた音を立て、安っぽいオレンジ色のボウルが転がる。ビルじゅうに音が響いているような気がして、思わず身をすくめた。ボウルはやがて止まり、静寂が再び訪れた。ようやく、私ものろのろと動き出す。
寒い。びしょ濡れになった身体は、今になって震えが止まらなくなっていた。大急ぎで下着を脱いでコンビニの袋にひとまとめに突っ込むと、そのままジーンズとセーターを着てコートを羽織り、雑居ビルの階段を駆け降りた。

池袋の街は、相変わらずだった。人混みの激しい道をわざと選び、群衆に身体を紛れ込ませる。ようやく、ほっとした。
相変わらず、イカれた街だと思う。騒がしく、夕暮れの雑踏に止まるのは客引きかキャッチの男だけだ。それでも、今はその猥雑さがありがたかった。もちろん、化粧が派手に崩れ、前髪に精液を付けた女には誰も声を掛けない。一番イカれているのは自分なんだろう。そのまま家に帰る気にもならなかった。

首都高をくぐり、サンシャインの隣にある銭湯に飛び込んだ。スパだとかいう気取った施設だったが、とにかく冷え切った身体を温めたかった。服を脱ぐと、まだ髪が濡れていた。冷たく、固まっていた。泡をしっかりと立てて、髪も身体も包み込むようにして隅々まで洗い、暖かいお湯で流すと、禊ぎのような気分である。ジャグジーに身をゆったりと沈め、ようやく気分も落ち着いてきた。こんな時は、たとえ知らない人とでも、空間を共有したいと思う。
「きゃははは」高い嬌声が、湯気の中に響き渡る。シャワーの音。風呂桶のあたる音。
まったく、とんだ仕事納めだ。心の中で呟きながら、鼻の下まで湯に沈め、目を閉じた。


よろしかったらひと押しなりとしてくださいまし。

テーマ:SM・拷問・調教・凌辱  - ジャンル:アダルト

着物と縄

新年三日は鹿鳴館サロンで過ごすことに決めている。なぜなら年に一度の「カードトーク」があるからだ。
カードの裏には例えば「夕焼け」とか「家族」とか「愛」とか「主従」とか「熱い」とか「雨」とか、そういうのが書いてある。参加者はそれを引いて、そのキーワードをヒントに自分のことを語る。それが鹿鳴館流のカードトークである。
何故このイベントが好きなのか。それは、意外と普段、(BDSMとフェティッシュ文学がテーマの店であったとしても)自分の性癖について語ったりはしないからである。たぶん「そういうこと」に興味があるからこのサロンに集っているのだろうし、「そういうこと」にが話題になることも多いが、自分のことを語る人はそんなに多くない。常連さんであっても「この人ってどんな性癖なんだろう」と思うような謎に包まれた人もけっこういる。聞き上手な人も多いしね。自分のことを語りたがる人ばかりではない。
しかし、カードは平等に配られる。この日だけは、謎に包まれたあの人やこの人の自分語りが聞けるわけである。
沈黙は金、とは良くいったものだ。普段、自分のことを語らない人のカードトークは、面白い。じっくりと聴きたくなるし、質問もしたくなる。語らないから経験が無いわけではないし、話さないから話が下手なわけでもない。いや、静かに、とつとつと話す人が好きだからかもしれない。

鹿鳴館サロン、行ってみたいけど敷居が高いなあ・・という人は正月三日のカードトーク、おススメです。どんな人が集ってるのか、よくわかる一日である。(あ、いや、一年後は先すぎた。お声かけくだされば、初めての人も居心地の良さそうな日をご案内いたします)

この日は、戯れに着物など着て行ったのだ。風が冷たく、強い日であったので襟巻を巻いて。羽織りも着た。エレベーターの中で自撮りなんてしたのも初めてだ。いろいろテキトウなのは、酉年も緩く生きていくべしという天のお告げか。(毎年ゆるゆるです)
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アレですよね。帯とか襟元とか、だいぶ自信が無いのだが、こうやってしまえば全て隠れるので、初心者のお出かけは冬がおすすめでありますよ。(今日はおすすめばっかりだな。でも対象の人は読んでないから意味無いだろうなあ)
ていうかね、羽織りの紐って結ぶの意外と難しいんだよ~。それなのに頼みのYoutubeにも落ちてない。
40年くらい前の本(母親の)を引っ張り出してきて、図解されたそれをやってみたりして。不安でたまらないよ!
しかも、そこまでしたのに、到着後まもなくお太鼓が解けて舞衣さんに直してもらったよ。←たぶん、帯の締め方が間違っていたと思われる。
舞衣さんの着付けをされていると、ぎゅっと力がピンポイントで入ってくる。そのありようが、緊縛とそっくりなのだ。まあ、やってることは同じなわけだから当然だけど。身体に紐状のものを巻きつけて落ちないように止めておくという作業の連続だものね。緩急のリズムといったら、これはマゾなら間違いなく、垂涎ものである。
舞衣さんは逆に、着付けをされていて、ぐらっときたことがあるそうだ。ぎゅうううっと、きつくきつく締めあげられる踊り子だった舞衣さん。その状況だけで抜けそうだよね。これもまた、垂涎。

舞衣さんのお太鼓の作り方は、死んだ母親と同じだった。後ろで一度、しっかりと結ぶ。
そんなこと、よく思い出したなと思う。母親の着付けを最後に見たのは、まだ私が十かそこらのことだ。
帯を直してもらいながら、私もその結び方を引き継ごうと思った。舞衣さん、ありがとう。

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犯される

盆暮れ正月のお楽しみといえば、時代劇である。父と祖母につきあって横目で見つつ過ごしていたのだが、、「江戸を斬る」と「八百八町夢日記」はもう設定まで覚えてしまった。チャンバラは誰が何と言おうと格好良い。それで、ずいぶん古い画風の中に六角精児氏が出ていて、不思議すぎると思っていたら「関口広だよ」と言われてしまった。いや、ほんとそっくりなんだって。ついつい手を止めて見てしまうので、持ち帰りの仕事もなかなかはかどらない。そんなわけで、東京に帰ってきてから必死で編曲作業をしておりますよ。うひー(泣)

アパートの正月飾り。鏡餅まで設置したものの、年末年始は無人の我が家。不憫なのでブログに載せよう。えい。
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せっかく作ったので持ってきた。大根の皮の漬物。おいしくてびっくりした。塩で揉んだだけなのに。
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今年は、某ウサギファミリーを実家に迎えたらしい。父から孫へのお年玉とのことだ。
これ、自分が幼い頃には、近所で1軒しか持ってなかった。その子は明らかにお金持ちで、いわゆる「子供部屋」が大変美しく、今思えばお金持ち、ですな。庶民の我が家にもお迎えできたところを見ると、これがデフレという現象であろうか。

義弟がお父さん役。
「うらー、今帰ったぞー。ひっく。開けろおおお」
妹がお母さん役。
「おてんとさんが高くなってから帰ってきやがって!このヤドロク!」
フライパンを投げるお母さんウサギ。
「おかーさーん。ヤドロクって、なあにー?」
それはね、と説明を始めるお母さんウサギ。
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完全に遊び方を間違えている我が家。これからお風呂に入るらしい。風呂セットは買ってないのだが、どうする気か。

それより。私ならこうやって遊ぶ。
【ピンポーン】
「どなたですの」
「エアコンの修理業者です」
「はーい、お待ちしてました」
【ガチャ】
「はっっ・・あなたは!」
「ふふふ。お久しぶりですね。奥さん。いえ、兎子さん!」
「い、いやああ!やめてっやめてええ」
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男が出ていった後、無残に床に打ち捨てられたままのウサギ夫人・・なんという悲劇。なんというエロス。
完全な裸より、半裸で秘部が隠されているほうが、より退廃的、背徳的であるのは人間だけではないらしい。

日常のあれこれ、 Tumblrにも書いております。よろしかったら覗いてくだされ。(追記あり)
https://tmblr.co/ZVsqXu2GeQXqC


シルバニ○ファミリーはすぐに飽きられ、結局ウルトラマンごっこでプロレスをする羽目になった。一晩寝たのに、腰が・・ううっ

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桃源郷ドラッグ?

昨日は日本酒の夜。各々、秘蔵の、またはお気に入りの、または人に自慢したいお酒を持ち寄って飲みまくる会。
この世のお酒で日本酒が一番だと思っているので、とても満ち足りた時間である。とは言うものの、酒にめっぽう弱く、頑張っても三種類しか飲めなかった。悔しい。
日本酒の古酒、ていうのがすごくおいしかった!十年物のそれは、琥珀色が美しくて、果物のような香り。口に含むと甘い。「紹興酒っぽい」という人もいたけれど、紹興酒が苦手な私にはいまいちその例えがわからない。紹興酒よりよっぽどおいしいよ。

そして、皆、へべれけである。まるで古代の祭を見ているかのような、桃源郷のような。いや、大げさでなく、そんな風景である。女の子たちは、ここに来た時とは別人のような色と艶。このぶんだと、来年の鹿鳴館は平和かもしれない、と呟くと、師匠は「これが日本酒だよね」と仰る。そっか。腑に落ちる。そうだとしたら、やはり酒は神からの授かりものだろうと思う。上手に飲まないとバッドトリップしちゃうところも。

そして、今朝は24日。
師走の休日らしく、「大がかりな」掃除をしてみた。安物の食器棚が幾度の地震に耐えきれずに歪んで斜めになっていたのを、全部分解して、染みやホコリを全て洗い流し、要になりそうなところを補強しつつ、再度組み立てる。これだけの作業で、くすんでいた棚は真っ白になった。びっくり。日頃、布巾でちまちまと拭いていたが、水洗いにはとうてい及ばないということだ。水、偉大なり。

年賀状を作りながら、ケーキを食べた。今年はこれです。知ってますか?ヴィエネッタっていうの。知らない人は、スーパーマーケットのアイスクリームコーナーを覗いてみてください。たぶん、明日くらいまでは売ってるはず。
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二十年ぶりの邂逅である。まさか、まだ売ってるとは思ってなかった。超ロングセラー。
モノの値段を知らない幼い頃は、ものすごく高級なケーキだと思っていた。これが400円以下だ。安すぎない?!アイスクリーム(種類別)なのに。

昨日、稽古場で見かけた大変そうな人。お、おつかれさまです・・
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んでもって、明日はクリスマスライブ。楽器の手入れして寝ます。おやすみなさい。


大人になったら一本丸ごと食べようと思っていたのに、1/4サイズで満足してしまった。ちっ

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祝祭の季節になると呼ばれる家。
今年も、その家で「繭」になった。
http://happymoon.blog35.fc2.com/blog-entry-692.html
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包まれる温かさと、縄の苦痛。打ち上げられた魚のような諦観。
縛られると、私は死を思う。大げさではなく。
まだ殺されもせず、犯されもせず、大きな怪我もせず、何日も拘束されることもなく。それはたまたま、遊び相手を探していた者同士だったからで、そうじゃないことだってあるのだ、という実体験を本人から聞いて戦慄している。それでも止めないのだから、これは病気なんだろう。


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プロフィール

鼠子

Author:鼠子
音楽と東京を謳歌する変な人。ルーツはSMだけどゼンタイ、W&Mなど、皮膚感覚とアングラを愛してます。趣味は18禁なドキュメンタリーを撮影すること。blogでは過去と現在、現実と非現実、日常と非日常のコラージュをお届け中。のんびりふらふら放浪してます。ブログのご感想など、メールでもお待ちしております。こちらからお願いします。
ツイッター @nezuminoko
フリッカー(写真おきば)
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タンブラー 日常
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