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真夏のホラー劇場 2017

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ちょうど一年前、谷川俊太郎さんの絵本「なおみ」を買った。(リンク先はamazonです)

絵本といいつつ、ほぼ写真集のような体裁だ。頁を埋め尽くす、少女と人形の写真。
見事な造形の日本人形はとても大きい。6歳の女の子と、顔の大きさはほぼ同じ。たしかに友達同士のように見える。
昨年のホラー劇場で、小道具として使った絵本である。悪趣味な使い方をしてしまったが、一冊通して読めば決して怖い本では無い。

さて、今年も水先案内人を務めることとなりました。
とりあえず、資料として国会図書館ライブラリーでこんな小説を読んでます。
村松梢風著の「朝妻双紙」。大正七年出版。(リンク先は国会図書館ライブラリー)
無題
明治の頃の話である。吉原に日参し、朝妻という花魁に15日間かけてインタビューしたという。
とても読めないかと思ったが、平易な言葉遣いである。こんな昔の本そのままの感触ですいすいと読めるなんて。しかも部屋のソファに座ったままで。これは、確かにウインドウズだ。今日も、文明にびっくりしている。
ちなみに、表紙はこちら。
無題 2
この画像、全く編集してません。この←は何なのか。怖。

これが黒バックでどーんと現れたのが本日いちばんのホラーであったよ。うひい。
以下、宣伝です。
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「真夏のホラー劇場2017」のお知らせ。
★ 日時:7月16日(日) 12時開場 13時開演(終演予定は19時)
★ 会場:Studio All-in
 http://www.studio-allin.com/
 東京都新宿区愛住町8番地メゾン四谷B1
 TEL:080-4442-4110
★ 入場料金:男女共に¥3,500です。
★ 今回のゲストは、おとなわさん、YAGIEさん、愛子さん、悟空さんの豪華な4人です。
★ 演者さんは計8組!
★ 絶賛ご予約受付中! 予約特典で優先入場できます。
  予約希望は、演者さん、またはスタッフまで。もちろん、ねずみこでも承ります。

ぜひぜひ、涼みに来てねー!お待ちしてます。

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アイシャドウ 1

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「これを、着ていただきたいのです」
男が差し出す渡された風呂敷包みからは、樟脳のきつい匂いがしていた。

「拝見いたします」
風呂敷を畳の上で広げると、紺色の浴衣と半幅の博多帯が入っていた。美しい柄が目を引いたが、長い間、誰も袖を通していなかったのだろう。腰の部分の裏側が薄く変色していた。
「きれいなお着物ですね。大切に、お借りいたします」
そう答えると、男はほっとしたのだろうか。詰めていた息をふっと吐き出して、微笑んだ。
「ありがとう」

もう一度風呂敷に包みなおそうとして、指の先にかたいものが触れた。
浴衣の隙間に紛れてしまったのだろうか。取り出すと、それは、化粧品らしき小さなパレットであった。
「ああ、これは」
男に差し出すと、それを指に乗せ、数秒、じっと見ていた。
「これは・・ああ、そうです。彼女はめったに化粧をしない人でした。似あわないし、恥ずかしいからと。化粧なぞしなくても美しい女でしたが、私は彼女を別人にしたくて、このアイシャドウを贈ったのです。赤い口紅と一緒に」
男は何を思い浮かべていたのか。ゆっくりと言葉を区切って、一言ずつ話した。
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習作 1

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「動物のお医者さん」という漫画がある。
この漫画で忘れられないシーンは、獣医学部の院生が、自分が盲腸にかかった時、「初めて盲腸の手術をするんです」という若い医者の手で手術される場面である。当然、患者である学生は「絶対に嫌」と言うのであるが、医学部の教授に「君も初めて動物を手術したことがあっただろう」と言われてしまうのだ。

つまり、人には誰にでも、初めての時がある、という話。
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この写真は、いわゆる「習作」であるらしかった。「一眼レフというものを買ったのだ」と言う。
そのワクワク感は、身に覚えがある。私もエロい写真が撮りたかったが、そういうわけにもいかなかったので、切り花を2週間。朽ちるまで撮り続けた。大きなユリが開ききり、花弁が落ち、純白が茶色に濁っていくのを眺めて過ごした。そんなことをしたってアラーキーみたいには撮れない。それが理解できたのが、まあ収穫といえるかも。
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当時つきあっていた男の子は、マニュアルで撮りたがり、当然のように上手くいかなかった。運転とは違うのだよ。カメラは。
でもまあ、失敗してボケた写真であっても、その写真を好きになるかどうかは別だ。おそれ知らずの素人は、こうやって平気でお気に入りのボケ写真をアップしたりするからね。ふふふ。
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一番すきな写真。どうしてなのか、自分でもわからないけど。

ちなみに、前述の漫画であるが、「局所麻酔なら、頭上のライトに映った自分の患部が観察できる」というものだ。
これ、やってみたい。いや、手術は嫌だけど。
というわけで、歯医者ではよく見てます。頭上のライトもそうだし、歯医者さんのゴーグルっぽいやつ(飛沫よけ?)にもよく映っている。おすすめです。(何が)


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空薬 1

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「この目薬は"空薬"っていってね。空に似た色のものだけが透けて見えるんだよ」

上海の裏通り。
古い雑居ビルにはエレベーターすらもなく、埃まみれの狭い階段は、壁も天井も鼠色に汚れて区別がつかない。
黴臭さを堪えながらゆっくりと4階まで上がると、このフロアだけが狭く、まるで屋根裏のように天井も低いことが解った。
一つだけあるドアをノックしようとしたとき、「ごほごほ・・」と老人の咳込む音が壁の向こうから伝わってきて、思わず動きを止める。
「请进(おはいり)」

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シェルター

厚みのあるガラス窓が頼りなく思えるほど、吹雪の勢いがきつい。
ガラスのそばに顔を近づけると、そこだけ温度が低いのだろう。氷のような空気の層があるのを感じて、あわてて身体を引いた。
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桃の節句も過ぎたというのに、こちらでは、まだ氷と雪に包まれている。湯島の梅はもう満開だったが、この町では開花まで、まだ二か月かかるそうだ。
つい三十分ほど前までは、雪がちらつく程度だった。国立公園の駐車場に車を停め、男の指示に従い、私は全ての衣服を脱ぎ、男の用意したベンチコートだけを羽織って林に入った。フード付きで軽く、暖かい。それに作業用のゴムブーツに素足を突っ込み、車の外に出る。
雪の中では、縄の音も吸いこまれるようだった。生き物の気配も感じない。ただ、私は素肌を雪に晒したまま縛られ、杉の大木に括りつけられた。男はカメラを構えたが、空を見上げると舌打ち一つして後ろ手に縛ったままの私に長靴をはかせ、上からコートを羽織らせた。
「急げ。吹雪いてくるぞ」
まだ、数枚も撮っていないはずだ。男はこの場所で数カット撮る予定だと言っていた。
男は、私を抱えるようにして歩き続ける。歯をガチガチと鳴らしながら、必死に足を動かした。男の言った通りだった。数分もしないうちに、雪の勢いは増した。一人なら、とうてい駐車場にまで戻れなかっただろう。春先で緩んだ雪に何度も足を取られ、膝をつきながら林を抜け、車のドアをあけてもらうと、倒れるように中に入った。

男は不機嫌そうに見えた。ただ、運転席に乗りこむとエンジンをかけ、そのままじっとしている。やがて、車内が温まると、男はベンチコートを脱がせた。また、裸だ。こんなところで。確かに窓は曇っているけれど、駐車場には温泉目当ての観光客が何台も停めているのが見える。
男は、私にゴムの袋を被せた。髪の毛が引っ掛かっているのか、引き攣れているような不快感がある。目の奥が痛んだ。
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「ガスマスクって、虫みたいだろ?虫をさ、雪に転がして、埋めてみたかったんだよ。無理だったけどな」
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「せめて、ここで撮りたい。それが、俺の要求。」
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プロフィール

鼠子

Author:鼠子
音楽と東京を謳歌する変な人。ルーツはSMだけどゼンタイ、W&Mなど、皮膚感覚とアングラを愛してます。趣味は18禁なドキュメンタリーを撮影すること。blogでは過去と現在、現実と非現実、日常と非日常のコラージュをお届け中。のんびりふらふら放浪してます。ブログのご感想など、メールでもお待ちしております。こちらからお願いします。
ツイッター @nezuminoko
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